ヨットのルールは?レースの仕組みや種目を詳しく解説!

ヨットのルールは?レースの仕組みや種目を詳しく解説!

「ヨットのレースってどのくらい走るんだろう…」
「オリンピックの競技だし、種目について詳しく知りたい!」

このページをご覧の方は、そんなことを考えている方も多いと思います。
たしかにヨットはオリンピック競技ではあるものの、詳しいレースの種目やルールについて詳しい方は少ないかもしれません。

そこで今回は、ヨットの種目について詳しく解説していきます。
さっそく、見ていきましょう。

ヨットの歴史

ヨットの歴史

ヨットとは、縦帆を使った小型の帆船のことを指します。
競艇のようにエンジンを使ったり、カヌーのようにパドルを使用したりせず、縦帆で風を利用するのが最大の特徴です。

14世紀のオランダで発祥し、輸送や連絡などの実用目的で利用されてきました。
17世紀にはすでにスポーツとしてイギリスでレースが行われ、主に上流階級のレジャースポーツとして浸透していきます。

オリンピックでは1900年のパリ大会から種目に採用されており、2000年のシドニー大会からは名称が「セーリング」に変更されました。

ヨットのレースについて

ヨットのレースについて

ヨットでは、大小さまざまなレースが世界中で開催されています。
大きく分けて、レースは2種類に分けられるんです。

インショア・レース

湾内など、陸地の近くで行われるのが、インショア・レースです。
大会によって細かいルールは異なりますが、ブイで構成されたコースを規定の回数・順番で周回して、タイムを競います。

ヨットに関しても1〜2人乗りの小型で小回りの効くタイプが一般的。
オリンピックのセーリングも、このインショア・レースに該当します。

風向きや波は一定ではないので、選手たちはその時その場で最善の選択を、臨機応変に行う必要があります。
環境の変化や他の船とのいち関係など、技術だけでなく、戦術も非常に重要になんです。

オフショア・レース

オフショア・レースは、港からスタートし、ゴールに指定された港までの所要時間を競います。
国内の港と港を走る比較的短いコースから、数ヶ月かけて世界一周のタイムを競うレースまで、大会によってさまざま。

使用するヨットも太平洋横断などにも耐えられるよう、10人以上が乗れる大型のタイプが用いられます。

特に世界一周ともなると、嵐の遭遇やヨットの故障などは日常茶飯事。
時には嵐や高波が続き、数十時間眠れないことも。

テクニックやスキルだけでなく、精神面も勝つために非常に大事なんですね。

ヨットの強豪国は?

ヨットの強豪国は?

伝統的に強いのが、スポーツとしてのヨットレース発祥国・イギリス
最も金メダルを多く取得しており、実績は頭一つ飛び抜けています。

その他のメダル常連国としては、ノルウェーやスペイン、フランスなど、ヨーロッパ勢。
スポーツ大国のアメリカも競技人口が多く、オリンピックだけでなく世界大会でも結果を残しています。

日本は1996年のアトランタ五輪で銀メダル・2004年のアトランタ五輪では銅メダルを獲得していますが、15年以上メダルからは遠ざかっている情況。

ですが、リオオリンピックにした出場した土居愛実選手が世界選手権で銅メダルを獲得するなど、東京オリンピックに向けて盛り上がりを見せています。

自然環境に左右されるこの競技では、「日本開催」という地の利が期待できるでしょう。
東京オリンピックのセーリングには、日本代表がヨーロッパ勢とどのように戦うのかが注目です!

大自然とたたかいが魅力のヨット!

大自然とたたかいが魅力のヨット!

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
ヨットの基本的なルールや、歴史について解説させていただきました。

エンジンや電力を使用せず、風のチカラだけで動くヨット。
船と選手が一体となって動くヨットは、他の競技にはない魅力が詰まっています。

オリンピックの競技にも選ばれていますし、ぜひこの機会にチェックしてみましょう!

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