船を使ったレース競技のプロ選手について!競艇・カヌー・ヨットそれぞれ詳しく解説
日本には、船を使ったさまざまなレース競技が存在します。
「プロの選手っているのかな…」
「どのくらい年俸を貰っているのか気になる…」
こんなことを考えていらっしゃる方も多いかもしれません。
そこで今回は、船を使った代表的なレース競技である、競艇・カヌー・ヨットのプロ選手について徹底解説!
さっそく確認していきましょう。
競艇のプロ選手について
競艇のプロ選手は、2019年時点で約1,600人が在籍しています。
競艇選手になるためには、まず国家資格である競艇選手資格検定に合格する必要があるんです。
資格検定に合格するには、まずボートレーサー養成所に入所し、1年間の訓練を受けなければいけません。
競艇選手はレースだけでなく、モーターの整備や修理も自分で行います。
そのため、ボートの操縦方法だけでなく、機体についてもさまざまな基礎の訓練を受けるんです。
さらに、競艇のレースは男女の区別がありません。
男女関係なく平等な戦いができるのも他の競技にはない特徴です!
競艇選手の給料
競艇選手には、勝率や事故率によって階級が存在します。
上から「A1」「A2」「B1」「B2」と階級が分かれており、A1の選手になるにつれてグレードの高いレースに参加できるようになるんです。
新人選手はB2からスタートし、給料は500万円程度からのスタート。 一方、A1のトップ選手ともなれば、年俸は2億円以上になることも。
選手の給料は、基本的にレースの賞金から出ます。
一般戦では数十万円程度支払われ、大型の大会ともなると数千万円〜1億円規模に。
さらに、優勝賞金以外にもレースを完走しただけで貰える完走手当も存在し、日払いで支払われます。
優勝賞金は銀行振り込みですが、この完走手当は日払いで支払われるんです。
これまでの最高賞金は、2002年に植木通彦選手が獲得した2億8393万円。
とても夢のあるレース競技なんです!
競艇選手の引退について
他のスポーツ競技と圧倒的に異なるのは、選手寿命。
サッカー選手ともなると30代を越えればベテランの域に入りますが、競艇選手の最高齢はかなり高いのが特徴です。
視力などの健康診断をクリアし、著しく成績を落とさない限り、選手としてレースに参加できます。
なかには、70代で現役を続ける選手も!
選手に脂が乗っている全盛期は30〜40代。
動体視力などは若い方が高いですが、それ以上にベテラン選手の経験が生きる稀な競技です。
カヌー・ヨットのプロ選手について
カヌー・ヨットにも、プロ選手は存在します。
柔道やフィギュアスケート選手と同じく、基本的に企業に所属して大会などに向け練習をしているんです。
カヌー・ヨットはともにオリンピック競技に制定されているので、各連盟が選考して日本代表が選ばれます。
日本代表に選定された選手は企業に所属しつつ、代表としての練習も行い日々過ごしているんです。
今もっとも有名なのは、リオオリンピックのカヌー・スラロームで銅メダルを獲得した羽根田卓也選手。
カヌー競技で日本人初のメダルを獲得しただけでなく、イケメンカヌー選手として資生堂やシャネル、ポルシェなどのアンバサダーも務めました。
競艇は素人からでもプロ選手を目指せる特殊な競技ですが、カヌーやヨットは学生時代などから競技に勤しみ、大会などで結果を出している選手が声を掛けられることが多いようです。
プロ野球のようなドラフトや、ゴルフのようなプロテストもないため、明確にこれをすればプロになれる、というものはありません。
年俸に関しても、所属している企業から固定給が支払われることが多いようです。
船を利用した競技の詳しいルールについても解説!
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
競艇・カヌー・ヨットのプロ選手について詳しく解説させていただきました。
競艇選手は息が長く、70歳以上の選手がまだレースを走っているのには驚きでしたね。
カヌー・ヨットにもプロ選手は存在し、オリンピックに向けて毎日しのぎを削っています。
当サイトでは競艇・カヌー・ヨットなど、船を使ったレース競技について詳しく解説しています。
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