カヌーレースのルールは?レースの仕組みや種目を詳しく解説!
「オリンピックで観たけど、カヌーってどんなルールなんだろう…」
「カヌーレースの種目が知りたい!」
こんなことを考えていらっしゃる方も多いかもしれません。
たしかに、カヌーはオリンピック競技として1936年のベルリン大会から採用されていますが、「スプリント」「スラローム」など種目がさまざま存在します。
東京オリンピックでもカヌーは種目として採用されていますし、ルールを知っていれば観ていて面白さはより増すことでしょう。
さっそく、カヌーの種目やルールについて、詳しく解説していきます。
静かな水面のスプリントと、激流のスラローム
カヌー競技には、2種類のコースが存在します。
まずは、スプリント。
川や湖などの静かな水面を、8艇が一斉に漕ぎます。
人数もシングルの他にペア(2人)・フォア(4人)が存在し、スピードや疾走感があるんです!
最大の魅力は、その迫力。
スタートと同時に猛スピードで突き進むさまは、見ていてとても爽快です。
さらに、ペアやフォアの場合は速く走るために息を揃える必要があり、コンビネーションの合った動きは見る者を魅了します。
ラストのスパートも重要なので、最後まで目の離せない熱いレースが見られるでしょう。
一方のスラロームは、勢いのある流れた川で行います。
2本のポールがぶら下がったゲートが20本ほど設けられ、選手はこれらに触れないように上流から下流へ通過しなければなりません。
ゲートに触れてしまうとペナルティとしてタイムに加算されてしまうので、選手は繊細な動きで激流を下る必要があるんです。
パワーや機敏性はもちろんのこと、常に変化する川の流れを見極める判断ポイントも注目ですよ。
カヌーの2つのスタイル カナディアンとカヤックとは?
カヌーには大きく分けて2種類存在します。
パドル(船を漕ぐ棒)の水かきが片方に付いたものを、カナディアン・カヌーと言います。
片方しか漕げないので、方向をコントロールするための技術が重要です。
膝を立てた独特のフォームとともに、バランス感覚が抜群の選手に注目してみてくださいね。
一方、棒の両側に水かきが付いたパドルを使用するのが、カヤックです。
両側に水かきが付いているのでカナディアンよりも速く進み、よりダイナミックな試合展開が楽しめます。
スプリント・スラロームともに、カナディアン・カヤックでの種目が採用されているんです。
試合を観る時はルールの違いにも注目してみると、より深いレベルで競技の面白さに気づくでしょう。
カヌーの強い国は?
日本では知名度の低いカヌーですが、リオオリンピックで羽根田卓也選手がアジア人初のメダルを獲ったことで、注目を集めるようになりました。
世界的に見ると、ドイツが伝統的に強いのが特徴です。
現在までに、金メダル21個を含む59個のメダルを獲得しています。
他にもフランスやスペイン・ハンガリー・ウクライナなど、ヨーロッパの選手層が厚く、競技も盛んです。
オリンピック競技にもなっているカヌー!
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
カヌーの基本的なルールや、種目について詳しく解説しました。
ひとくちでカヌーといっても、スプリントとスラローム、カナディアンとカヤックによって見どころはさまざまです。
気になった方は、ぜひ種目を意識して観戦してみるといいでしょう。
当サイトではカヌーの他にも競艇やヨットなど、船を使ったレース競技について詳しく解説しています。
興味のある方は、ぜひこちらも合わせてご覧ください。